沈でもいいんだよ・・・

中国語の簡体字の“沈”(shen3)と“沉”(chen2)。
以前繁体字の場合、“shen3”と“chen2”のどちらも“沈”で表していた。
今でも“沈”で構わないと思うのだが、パソコンやスマホを用いて繁体字で打つと“沉”となる。

昨晩レスリー・チャンの広東語曲“追”を聴き、懐かしさからついWeChatに歌のラストの歌詞を載せた。
“有了你 即使沈睡了 也在笑”と繁体字で記した。
そうわざわざ“沉”を“沈”に置き換えて。

ところが私が日本語を教えたことがある20代後半の美人奥様に「“沉睡”でしょう」とツッコまれた・・・。

「テメェー、俺がKTVで“追”を歌っていたときに俺やスクリーンの文字を見ていなかったんだろ・・・」
と心の中で呟いた私。

その方の母語は広東語であるのだが、生まれも育ちも中国本土。

まあ、仕方がない。
いくら日本語通訳で簡体字だけでなく、繁体字にも触れているとはいえ、機械打ちではたいてい区別されるのだから・・・。

年代の差なのである。

それでもおじさまは自分の青春時代を否定されたようで、少し悲しかった。


話は変わる。

日本に本格帰国をする約半年前の最後の一時帰国の時に気づいた。

「とてもおいしい/すごくおいしい」が「すごい おいしい」と叫ぶタレントさんは多い。
それを見て育つ若い方も公式の場でのスピーチや公式文書に「すごい+形容詞/形容動詞」を悪びれもなく使う世の中。

いくら「小学校の時に国語文法も習っただろが・・・」と思っても、言葉は変わるのである。

私の両親など昔は一部の北海道方言を除き、かなり標準的な日本語を話していたのだが、今は完全な「ら抜き」である。
人生の大半を「ら抜き」の地域で過ごすとそうなるのである。
いまだに味覚は当地の方とは違うのに。

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